
6月12日(土)に開講した第6期まちづくり大学は、本日12月11日(土)をもって全24講義、及び吉田市長ご列席のもと無事修了式を迎えました。
修了者24名(6期修了23+5期補講修了1)


吉田市長祝辞
修了まことにおめでとうございます。 今年はことのほかの猛暑でした。 そのなかを市役所の仕事すべてを学んでいただいたわけではありませんが、かなり詳しく毎週学習いただいたことに敬意を表します。
このまちづくり大学という企画は、全国的にも例がなくて珍しい取り組みです。 しかも、スタッフは市民の皆さまで、市役所は講義をする先生だけというのも珍しいものです。
先月11月に東京で「国のかたちとコミュニティを考える市長の会」
があり、全国から市長が集まって一緒に勉強会をしました。
その市長の会で私ともう一人の市長が15分間発表し、私は「まちづくり大学」と「まちづくり研究会」の取り組みを話しました。その後質疑の時間が60分間ありましたが、 24〜25人の市長の集まりの中でも、ほとんどが「まちづくり大学」と「まちづくり研究会」に対する関心をお持ちでいろいろな質問がでました。
まず市役所の仕事を知らないと市民協働は無理なので、これを知ってもらうことからスタートし、それから自分たちでこのまちをよくするにはどういうことに取り組んだらいいのか、市民自らが自分たちで考えていただいて、「まちづくり研究会」ではそれをAction⇒行動に移されていることを発表しました。
みなさん方お気づきと思いますが「まちづくり研究会」では、いろいろな取り組みをされていて、市と一緒になって市民のため、あるいは子どもたちのため活動されています。
そんな取り組みは、大学の先生方にお聞きしても、大阪狭山市はすごいですよ、大阪ではトップクラスの市民活動だとお褒めの言葉をいただいています。
今朝の朝日朝刊記事⇒当市7小学校における地域防犯ステーションの取り組みが他市にも広がっている。また、小学校英語支援の会、防災関係でもいろいろなところでの活動も、このまちづくり研究会の関係者がしておられます。 このまちづくり大学で学ばれたことを、またまちづくり研究会に移行して、そこで実際に大阪狭山のために活動なさっておられます。
ぜひともみなさん方もここで6か月間学ばれたことを、具体的な活動につなげていただきますことをお願いします。
地方分権あるいは地域主権とも言われていますが、これは、市民自治を進めるために、地方分権を進め、国の権限を都道府県市町村にいただくというのは、市役所が力を持つことが目的でなく、市役所に来た権限や財源を市役所だけが決めるのでなく、決める内容も含めて、市民のみなさんと一緒に考えましょうということです。
大阪狭山市は、市民自治・市民活動が少し先を行っていますが、他市町村のみなさんは、この活動を参考モデルにしようと見ておられます。
いいモデルを作り上げて大阪狭山の市民が幸せに暮らすというまちを創っていきたいと思いますので、ぜひともこれからのご活躍をお願い申し上げ、修了式にあたってのご挨拶とします。

足立圭介氏(受講番号1002)
わたくしたち第6期まちづくり大学受講生24名は、短い期間の受講でしたが今日修了の日を迎えることができました。 これひとえに市長を始め市の職員の方々、支援センターの皆様のお蔭です。
受講のきっかけは、自ら参加した者や知人の紹介で参加した者と様々でした。受講生の大半は、自分たちの住む大阪狭山市について十分な理解ができていなかったと思います。
しかしながら短い期間の受講ではありましたが、少なくとも半年前よりは理解ができたのでぇないでしょうか。
大阪狭山市の発展の為には、市の行政としてまだまだやるべきことが沢山あると思います。 私たち市民の希望することも多くあります。
何もかもを市の行政に頼ることなく、自分たちで出来ることは自分たちでやる姿勢が必要だと思います。
これからは明るくて、住みよいまちづくりの為に私たちの担う役目はたくさんあります。
防災、防犯の活動に関しましても地域住民の和のもとに災害のない町にしたいと思います。
私たち第6期受講生も微力ながら大阪狭山市発展の為に力になっていくことを誓い、御礼と感謝の言葉したします。

★まちづくり大学6期閉講にあたって
市民活動支援センター
所長 白井隆
「まちづくり大学」の所定の過程を見事に修了されました皆様のご精励ぶりに、敬意を表させていただきますとともに、心よろお祝い申し上げます。
先週の最終講義の振り返り講座でも、ご確認いただきました通り、「まちづくり大学」でみなさまにお伝えし、学んでいただきたかったことは、市民の活動に期待するまちづくりの環境が、大きくかわりつつあるということでえす。
これからのまちづくりにおいては、「市民個々のボランティアや、零細な活動グループが単独で、やりたいことをやれるだけやる活動」だけでは不十分であり、一定の規模と組織力を備えて強い自治力が発揮できる市民団体による活動役割がどんどん大きくなってくることが予想されるというこです。
今期の「まちづくり大学」では「市民と行政との協働によるまちづくり」をベースに「地域分権に備えた市民自治の確立」という課題を加えた構成といたしました。
ただ今の修了者代表から、「何もかもを市の行政に頼ることなく、自分たちで出来ることは自分たちでやる姿勢が必要」だとのご答辞をを伺い、私どもとしましては大変うれしく、お世話のし甲斐があったとホットするところです。
まちづくり大学の円滑は運営にご協力いただいた修了者の皆さまを始め、講師役を務めていただきました市職員の皆さま、並びに関係者の皆さまに、この場をお借りしてあつくお礼を申し上げます。
修了者の皆さまには、一連の学習を糧にし、大阪狭山市のまちづくりの場で今後益々ご活躍されますことを祈念しまして「第6期まちづくり大学」講座修了のご挨拶とします。
修了者全員で記念撮影
(写真はCrickして拡大へ)

修了者正面記念写真は別途作成中